入眠儀式もかかさずに毎日行う

これまでに寝るためにはどうしたらいいのかをいくつか紹介してきましたが、その方法は生活環境の違いもありますので、人によって違います。しかし、毎日寝る前に同じことを繰り返すということをしますと、からだが条件反射で眠る準備をはじめますので、入眠儀式は大切なことです。

条件反射でいうと、パブロフのイヌが有名ですが、ご飯をあげるときに同じ音を聞かせていると、その昔を問いただけでも唾液が出てくるということと同じです。お風呂に入ってパジャマに着替えて歯を磨き、目覚ましをセットして寝床に入るということをしている人はたくさんいるでしょう。
これも、入眠儀式の1つです。いわゆる、寝る前に条件反射として、自分に合った流れをつくるのがよりよい睡眠を得るための方法です。

入眠儀式でおすすめなのは、たとえば就寝前にモーツァルトのクラシック音楽を聞いてリラックスさせてから眠るなどもおすすめです。不眠の人にクラシック音楽をすすめるのは従来からある定番の快眠方法のひとつです。

電気毛布、あんかは使わない

電磁波がでるものを枕元に置かないようにと紹介しましたが、電気毛布や電気あんかも同じように電磁波の影響がありますので、できるかぎり使わないほうがベストでしょう。電気毛布、電気あんかで問題なのは、寝はじめてからも同じ温度のなかにからだがあるということです。

体温は、夕方から下がりはじめ、寝る前になるとさらに下がるわけで、体温が下がらないと眠りにつけないようになっています。それを、30~40度に設定して寝ると睡眠サイクルで一番重要な徐波睡眠のときにも体温が高いままになっています。それでは、睡眠時に行なわれるからだの修復も満足に行なわれないので、朝起きても寝た感じがしないだけでなく、東がボーッとしている場合がよくあります。電気毛布、電気あんかは使わないで、湯たんぽにするのがトです。

快眠用の便利な湯たんぽもあります。

枕元の電化製品はオフにしてから寝る

なぜ枕元の電気製品をオフにしなければいけないかというと、電磁波の問題が大きく影響するためです。携帯電話の電磁波はからだに影響ないといわれていますが、心臓にべースメーカーを入れている人に対しては確実に誤作動の原因になります。からだには微量の電流が流れていますので、外部からのちょっとした電磁波でもからだの電流の流れに影響がでてきます。

また、電磁波はメラトニンの産生に影響を与えるという報告もされていますので、少なくとも寝るときくらいは枕元に携帯電話、テレビ、ラジオなどを置かないようにしたほうが熟睡の妨げにならないでしょう。最近のテレビ、ラジオはリモコンで作動するものが多く、本体の電源が入った状態になっていますので、本体のスイッチを消さないと意味がないので注意します。
関連情報:電気を消して寝る