電気毛布、あんかは使わない

電磁波がでるものを枕元に置かないようにと紹介しましたが、電気毛布や電気あんかも同じように電磁波の影響がありますので、できるかぎり使わないほうがベストでしょう。電気毛布、電気あんかで問題なのは、寝はじめてからも同じ温度のなかにからだがあるということです。

体温は、夕方から下がりはじめ、寝る前になるとさらに下がるわけで、体温が下がらないと眠りにつけないようになっています。それを、30~40度に設定して寝ると睡眠サイクルで一番重要な徐波睡眠のときにも体温が高いままになっています。それでは、睡眠時に行なわれるからだの修復も満足に行なわれないので、朝起きても寝た感じがしないだけでなく、東がボーッとしている場合がよくあります。電気毛布、電気あんかは使わないで、湯たんぽにするのがトです。

快眠用の便利な湯たんぽもあります。

枕元の電化製品はオフにしてから寝る

なぜ枕元の電気製品をオフにしなければいけないかというと、電磁波の問題が大きく影響するためです。携帯電話の電磁波はからだに影響ないといわれていますが、心臓にべースメーカーを入れている人に対しては確実に誤作動の原因になります。からだには微量の電流が流れていますので、外部からのちょっとした電磁波でもからだの電流の流れに影響がでてきます。

また、電磁波はメラトニンの産生に影響を与えるという報告もされていますので、少なくとも寝るときくらいは枕元に携帯電話、テレビ、ラジオなどを置かないようにしたほうが熟睡の妨げにならないでしょう。最近のテレビ、ラジオはリモコンで作動するものが多く、本体の電源が入った状態になっていますので、本体のスイッチを消さないと意味がないので注意します。
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電気を消して寝る

明るくても寝ることができる人もいますが、寝つけない人は睡眠に適した環境をつくるためにも、電気を消さなくてはなりません。これから寝るぞというからだへのメッセージにもなりますので、習慣づけるといいでしょう。夜中にトイレに起きるので、豆電球をつけておきたいという人もいますが、睡眠の邪魔になることもありますので、フットライトのほうがいいかもしれません。

電気を消して寝るという行為は、メラトニンの分泌にも欠かせませんので習慣にすることを心がけてください。メラトニンの分泌は電灯の明かりでもある程度は抑制されるので、電気を消すとメラトニンの分泌が増えて睡眠を誘発できるのです。なお、どのくらいの光でメラトニンの分泌が抑制されるかは、人によって違います。光に対する感受性の強い人と弱い人がいますので、自分の心地よい明るさに工夫するのがいいでしょう。

  • 太陽/10万ルクス
  • 曇天/1万ルクス
  • 雨天/1000ルクス
  • 居間・応接間/100~300ルクス
  • 街頭/2ルクス
  • 満月/0.1ルクス

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