リズム運動がメラトニンの分泌を活発にする

私たちのからだはリズムが重要なカギとなっています。たとえば、心臓の鼓動、脈、呼吸、バイオリズムなど一定のリズムによって動いていますので、運動もリズムのある運動が睡眠にとって重要になります。では、なぜリズム運動がいいのかといいますと、セロトニンが活性化するためです。

そもそも、セロトニンがつくられる脳の周辺には阻囁、歩行など生きていくうえで重要な運動をつかさどる中枢があるので、リズム運動が大切になるのです。メラトニンがつくられる前の物質であるセロトニンが、リズム運動をすることでたくさんつくられます。したがって、朝の散歩は朝食で食べる果物と同じように、からだにとって最高の朝食です。爾が降っているときは、部屋のなかでラジオ体捜するのもいいでしょう。

セロトニン分泌を促進させるためには

  • 毎日太陽光を浴びる習慣をつける
  • リズムを刻みながらウォーキングする
  • 食事でしっかり咀嚼する
  • ガムを噛む

また、太陽光を浴びながらのウォーキングは相乗効果をもたらします。セロトニン神経は、毎日の生活のなかでリズム運動を意識的に繰り返すことで鍛えられます。

朝の目覚めが重要

熟睡するためには、朝の目覚めがとても大切になります。睡眠に必要なメラトニンを合成するためにはセロトニンが必要だといいましたが、目覚めてすぐに朝の光を浴びることは、セロトニンの分泌を活発にさせるからです。朝陽を浴びることによってセロトニンが分泌され、その日の活力が生まてきます。
さらに、太陽の光が視交叉上核の体内時計に届くと、からだは地球の時間に合わせることができるわけで、太陽とともに生きているといっても過言ではないでしょう。

目覚めが悪い人は、起きてすぐに外にでて散歩するといいでしょう。室内の明かりは300~400ルクス程度ですが、曇天でも野外では3000ルクス、晴れた朝は10000ルクス以上ありますので、強制的に目から光を入れるには散歩するか、外をしばらく眺めるといいでしょう。

朝が苦手な人は
https://comfortable-sleep.info/morning/

朝のスッキリとした目覚めを狂わせる大きな原因は夜ふかしをすること。休日などたっぷり眠りたい場合は早く稟るようにしましょう。そして、目覚めたらカーテンを開け、光を部屋に取り込みます。光によって脳が刺激され活動モードになり、体内時計を地球の時間に調整させます)

目覚めてすぐに太陽光を浴びると、セロトニンの分泌が活発になりますも目覚めの悪い人は、外にでて散歩するのがおすすめです。

長時間の昼寝はNG、夜眠れなく

休日になるとお昼くらいまで寝ていて、さらに昼食を食べてから昼寝をする人がいますが、こういう日に限って、夜になっても眠くならないので、深夜まで起きてしまうことになります。すると、翌日が寝不足になりブルーマンデーになる確率が高くなります。

では、なぜ昼寝をすると夜眠くならないのかといいますと、メラトニンはセロトニンからつくられるといいましたが、昼寝することによってメラトニンの材料であるセロトニンが準備されていないために、夜になってもメラトニンが分泌されずに眠くならなくなってしまいます。
のんびり休日を過ごしたいのであれば、昼寝をしてもいいですが、その後はかならずリズム運動をしなければなりません。そうすることで、メラトニンの原料であるセロトニンがたくさんつくられますので、夜になれば自然と眠くなってくるものです。
昼寝をする際の注意は、横にならない程度に体を休め短時間ですませることです。