哺乳類は、その体の仕組みから体温をほぼ一定に保つことができる恒温動物です。魚類や爬虫類は変温動物で体温調整ができないために、太陽の日が出ている時に活動して、太陽が沈む夜には眠るしかありません。哺乳類が恐竜の全盛時代に生き延びることができたのは、体温をほぼ一定に保つシステムがあったからです。
また、恐竜が繁栄していたときに氷河期になり、哺乳類は恐竜におびえる必要がなくなったために夜活動する必要がなくなってしまいました。そうすると、昼間に活動するのが適しているということで、からだのシステム変換が起こったのです。その哺乳類のシステムを受け継いでいるのが人問で、昼間活動しているときに体温を維持し、太陽が沈むと寝るという生活を営んできました。
メラトニンが体温を下げ、寝る準備をさせることで、昼活動して夜眠るシステムをコントロールしていたのです。
人は体温調節の能力を持っています。恐竜やは虫類は気温とともに体温が変動する変温動物のため、体温変化による抵抗性が大きくなります。