座禅で行なう呼吸法は、結跏趺坐といって背筋を伸ばしてあぐらをかき、目を半眼にするというのが一般的です。
しかし、あまり形から入っても、慣れていない人はきちんとした姿勢を保つことに意識が集中して、呼吸に意識を向けられなくなります。
ここでいう呼吸法が大切なのは、心身を元気にして、セロトニンやメラトニンの分泌を増やすためのものです。したがって、正座でも椅子に座ってでもかまいませんので、とにかく、楽な姿勢で背筋を伸ばして行なうのが一番です。
呼吸の時間は、「吸う」と「吐く」を同じ時間にしないで、吐く時問を長くするのがコツです。息を吸う時問を5秒から6秒とすると、吐く時間は10秒から12秒にします。
吐く時間をかならず多くとります。この呼吸法を20分から30分行うのが理想的です。
- 下腹部に手をあてます
- 意識を下腹部に集中します。
- 息をふっふっふかーと吐き出します。
- 腹筋をゆるめて、息を吸います
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