ストレスが多いとメラトニンは抑制されてしまう

ストレスホルモンのコルチゾールは、視床下部にあるストレス中枢からの司令で分泌されます。このストレス中枢は、コルチゾールを分泌するように促すだけではなく、セロトニン神経に直接ダメージを与えます。ストレスが長く続くとうつになるのは、セロトニン神経がダメージを受けるからです。

普段からセロトニン神経を鍛えている人は、そのダメージを最小限にとどめることができます。それがストレスに強い人です。ところが、現代人は昼夜逆転の生活や身体を動かさない生活のために、普段の悪しき生活習慣からセロトニン神経が弱くなっています。したがって、ストレスに弱く、簡単にうつになってしまいます。軽いうつは、心の風邪といわれます。うつの人はメラトニンの分泌も抑制されるので、睡眠にも障害を与えます。なぜメラトニンが抑制されるかというと、メラトニンの素になるセロトニンが昼に十分につくられていないからです。

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