メラトニンは加齢により減少する

メラトニンの分泌量は17歳から18歳くらいを境にして急激に減少するのですが、高齢になればなるほど分泌量は少なくなっていきます。もちろん、まったくメラトニンが分泌されなくなるというわけではなく、死ぬまでメラトニンは分泌されますが、睡眠を長く維持するだけの分量は分泌されなくなります。年をとることで眠れなくなる原因の大きな要因です
今年で80歳になる女優の森光子さんは外見は20歳くらい若く見えるのですが、75歳くらいから健康維持と芝居のために毎日スクワットを150回しているといいます。メラトニンが不足している年齢になり、スクワットをすることでセロトニンがたくさん蓄えられ、結果的にメラトニンの分泌が多くなります。
これは、よく眠れるだけでなく、アンチエイジングにもつながりますので、高齢になればなるほど運動が大切だということがよくわかります。

メラトニンを活性化させる運動

  • ウォーキング
    あごをやや引いて、顔を上を向いて目はやや遠くを見ます。背中、腰を伸ばし、姿勢をよくし、からだ全体でリズムをとるような感じで、軽快に歩きます。
  • 水泳
    泳げない場合は、水のなかを歩くだけ
    でも効果があります。通常のウォーキングより水中の方がからだに負担をかけずに筋力をつけることができます。

  • スクワット
    手軽に行なえる運動の1つ。両足を肩幅程度に開き、ももとおしりを上下させます七ももが床と平行になるまで曲げるのが理想です。