メラトニンの原料になるトリプトファンは、体内で合成できない必須アミノ酸の一種で、食べ物から摂取するしかありません。食べ物から摂ったトリプトファンは、肝臓で利用されると同時に脳でセロトニンを合成します。
トリプトファンには、催眠・鎮痛・精神安定効果があるといわれていますが、それはトリプトファンがセロトニンとメラトニンを合成するからです。トリプトファンがセロトニンを合成するときに、ビタミンB6とニコチン酸(ナイアシン)が必要になりますので、これらの物質も同時に摂るとより効果があがるでしょう。
いずれにせよ、メラトニンの前駆物質であるトリプトファンを日常的に摂取しないと、熟睡はできません。
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