メラトニンの効能、効果

メラトニンは天然ホルモンのひとつで、脳の奥にある豆粒大の松果体で生成されます。メラトニンの生成量は夜、.睡眠中にピークを迎え、日中は低下します。

メラトニン生成量が毎日満ち引きすることで、眠りと目覚めのサイクルが司られているのです。不眠症の一時的な治療薬として、また時差ボケを解消するためにメラトニンが推奨されてきました。
歳をとるにつれてメラトニンの量が低下することから、最近、メラトニンは老化防止剤として広まってきています。動物実験で、高齢の動物の飲み水にメラトニンを加えたところ、寿命が大幅に延びたばかりか、老化を示す多くの症状が改善されました。

こういった研究をもとに、人間の場合もメラトニン量を若い頃のレベルに戻すことで、老化による肉体的および精神的衰えを防ぎ、遅らせることができると考えられています。

体内時計の針を逆戻りさせたいと願うベビーブーム世代は、毎日メラトニンを摂取しています。このホルモンと老化の関係についてはいずれ解明されるでしょうが、ほかにもメラトニンに関する素晴らしい発見があります。

メラトニンには抗酸化作用やフリーラジカルを解毒する働きがあり、酸化によるダメージから細胞を守ります。酸化によるダメージは、アルツハイマー病(脳にできたアミロイドプラークが脳細胞を破壊する)など、多くの病気の原因となります。

最近「神経科学」誌に発表されたところによると、試験管内実験において、メラトニンには脳のアミロイド形成の原因となる酸化ダメージを抑制し、アルツハイマー病を予防する働きのあることがわかったそうです。

メラトニンには偏頭痛の一種である群発頭痛、とくに男性に多い疲労性の頭痛をやわらげる効果のあることもわかっています。二重目検で20人の群発頭痛患者を2つのグループに分け、それぞれに毎日、10 mgのメラトニンもしくは偽薬を与えました。

約1ヶ月後、メラトニングループの半数は症状が改善されましたが、偽薬グループには改善が見られませんでした。群発頭痛でお悩みの方は、メラトニンの使用について医師などの専門家に相談してみてください。

メラトニンは、悪性腫瘍の拡大を未然に防いでがんとたたかう細胞を活性化し、免疫機能を強化することでも知られています。「松果体研究」に発表された興味深い研究報告によると、メラトニンは悪性の皮膚がんであるメラノーマ(悪性黒色腫) により、結節にがんが再発し(病変が転移して別の細胞へ広がった兆候)、外科的治療を受けている患者の延命に効果のあることがわかっています。

この研究では30人の患者を2グループに分け、1グループには毎日2 0mgのメラトニンを投与し、もう一方には治療を行いませんでした。31カ月後、メラトニン摂取グループの生存率は他グループよりも遥かに高い結果となりました。

不老長寿ホルモン「メラトニン」が若返りに必要

笑いが大切

笑うことは、健康にとって大きな役割を果たしています。それは、免疫力をアップさせたり呼吸器の機能を改善したり、ストレスホルモンの値が正常になったりするなど、多くの利点があります。笑うことは神様が私たちに授けた最高の感情表現です。

高齢者の施設や病院などで、落語やお笑いのビデオを見せて笑った人のほとんどが精神的にも肉体的にも健康的に向上している、ということが報告されています。「笑う門には福来る」といいますが、まさに「笑う門には健康来る」といってもいいくらい、笑うことは副作用のない最高の薬かもしれません。

では、笑うことのなにがいいのかというと、お腹が痛くなるくらいに笑ったときは、腹筋が痛くなりますが、これは、笑うことで腹式呼吸をしているからで、大笑いをした後というのはとても気分がいいものです。また、笑うことで、日常使っていなかった筋肉も動かすので、運動にもなります。笑っているときは自然に腹式呼吸をしていて、セロトニンを分泌させる効果があるのです。さらに、笑うという感情は脳の指令によって行なわれているので、脳が活発に働いている証拠です。

お笑いや漫才、落語、コメディーなどを見て笑うのはとても大切なことですが、毎日の生活のなかでもいつもこコニコ笑って生活できる心のゆとりが睡眠にも大きく影響してきます。笑いがもたらすポジティブな感情によってストレスを軽減させることで、メラトニン分泌を促進させることにつながります。
ストレス発散のためにも笑いは重要な緩和剤です。

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笑いの効用

  • 脳の活性化
    笑うことで自然に腹式呼吸が行なわれ、酸素が脳にゆき渡ることで「脳の活性化」につながりまもまた、血液の流れが活発になります。
  • 健康維持
    笑うことで腹式呼吸が行なわれ、普段動かさない筋肉を動かすことができまもまた、心が豊かになり、それが健康維持につながります。
  • リラックス効果
    笑いは副交感神経を活発にさせ、リラックスした状態をもたらしまもまた、人間関係の潤滑油にもなります。

大笑いするとガン細胞を破壊するNK細胞が活発になるということですので笑いは快眠だけでなくガン細胞まで破壊するということです。笑うためにお金を使うことが健康になる一番の近道なのかもしれません。

朝食前のたった5分のリズム運動が快眠効果大

朝食を食べる前にリズム運動をするのは非常に効果があります。まだ、目覚めていないからだを覚醒させることと、メラトニン分泌を促すためにセロトニンを蓄えるという意味では毎日欠かせないものです。朝食前にべラングや庭にでて、太陽光をいっぱいに浴びながら、からだをひねったり、バッティングやゴルフの素振りをする程度でいいのです。

もちろん曇天でもかまいませんので、とにかく外の空気を吸いながらリズム運動を5分でいいから続けてみてください。その日の行動はリズム運動をしない日に比べて格段にものごとがうまくいくはずです。それは、頭の回転がよくなっているからかもしれません。ただし、食後に運動することだけは控えるようにしましょう。お腹がいっぱいのときに運動すると、消化吸収には逆効果になりますので注意が必要です。

朝食前の運動のポイント

  • 太陽光を浴びる
  • 一定のリズムをとれる運動にする
  • 習慣化する
  • やりすぎはNG

関連情報:リズム運動を生活の中に毎日取り入れる