基本的に人間の脳というのは未成熟で生まれてきているので、さまざまな脳内物質は、幼児期には増減し、激しく変動しています。生まれたばかりのときは、成人が持っている機能はほとんどありませんので、歩くこともしゃべることもできません。
成長するにしたがって脳の回路もできあがり、しやべったり歩いたりが可能となります。
子どもは、メラトニンの分泌が引き金になって成長ホルモンの分泌を促し、成長していきます。この成長ホルモンは骨に働きかけることによって、からだや背がどんどん大きくなっていきます。思春期になって成長が止まるのは、メラトニンの分泌が減りはじめて、成長ホルモンの分泌が少なくなるためです。
成長のためにもメラトニンは欠かせません。
成長ホルモンは睡眠中に多く分泌されます。とくに幼少期は、大量に分泌されます。きっちり睡眠をとり、メラトニン分泌を促すことで、脳やからだの成長が保たれるのです。